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Filecoinのビッグイベント「FIL-シンガポール」が開催、来年への期待値が高まる。

ブロックチェーン技術のアジアの中心地、シンガポールで、Filecoinに特化した一大イベント「FIL-シンガポール(https://www.fil-singapore.io/)」が9月26-27日に「マリーナベイサンズ」にて開催されました。

同イベントに登壇したProtocol Labsの創設者、ホアン・ベネット(Juan Benet)氏は、これまでFilecoinエコシステムの運営に関わってきた人やファンの皆さんへの感謝を述べると同時に、現在のFilecoinの状況を報告。

それによると現在世界で約2万人の個人ユーザーがFilecoinを使い、5000万以上のデータオブジェクトを保存し、そしてそれらすべてがDapp(分散型アプリケーション)を動作させるために使われていると発表しました。

さらにこの後、Filecoinは2023年初頭に大規模アップグレードとなるFIL仮想マシン(Filecoin Virtual Machine:FVM)のローンチが予定されています。

このアップグレードにより開発者によるFilecoinブロックチェーン関連アプリケーションの開発が容易に、また効率的になるため、多くの新規開発者の参入と、それに伴う新しいサービスが生み出されFilecoinのエコシステム全体が盛り上げることが期待されているのです。

その全貌が少しずつ見えてきたこの年初からFilecoinストレージ供給者が順調に増加しています。

Protocol Labsのコリン・エブラン(Colin Evran)氏によると、北米、韓国、香港を中心にFilecoinのストレージ提供者が毎月20%増加し、現在約7000人の開発者がファイルコインブロックチェーン上でアプリケーションを構築しているようです。

現在、暗号通貨市場全体の相場が下落をしているため、Filecoinの価格も大きく跳ね上げるような相場は見えていませんが、
今回の発表のように、Filecoinは着実に規模も、技術も、また開発環境も進歩しています。

未来へのWebインフラを目指すFilecoinの成長を、引き続き見守っていきましょう。

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